VMware Workstation Playerで使えそうな設定まとめ
こんにちは!
※この記事はVMware Workstation Player 12.0および14.0で動作確認しています
マシンの仮想化を行うためによく用いられているVMware。 私は会社で、検証用の環境としてしょっちゅう活用しています。
さて、私はVMwareを使うときに良くイメージそのものをコピーして使うことが多いのですが、 毎回こういう警告が出てきてウザったく感じたわけであります。
まず、イメージをコピーしましたか移動しましたか、っていう警告。
それから、ちょっとおまけですがVMware player自体の更新メッセージ。
これらを消す方法と、その際の注意点について解説していきます。
更新メッセージの消し方
こちらのほうが話がシンプルなので、先に書きます。
1.VMware Workstation Playerを開きます。
2.[Player] -> [ファイル] -> [環境設定]を開きます。
3.下記画像の2つのチェックボックスを外しましょう。
これで毎回表示されないはずです。
戻すときは、同様の手順でチェックボックスをONにしてやれば大丈夫です。
「コピーしましたか、移動しましたか」メッセージの消し方
こちらは消すだけなら簡単ですが、ちょっとした注意事項があります。
まずは消し方から。
1.仮想マシンのファイルが保存されているフォルダを開きます。
2.中はこんな感じになっているので(実際のファイル名は伏せています)、.vmxと拡張子のついたファイルを探して下さい。
3.このvmxファイルをメモ帳などで開きます。
4.中は設定ファイルになっているので、下記の記述を追加しましょう。
uuid.action = "keep"
または
uuid.action = "create"
これで毎回確認は出なくなるはずです。 上記二点の違いは後述します。
uuid.action = "keep"とuuid.action = "create"の違い
この設定には、「UUID」が深く関わってきます。 まあざっくり、マシンを一意に識別するための128ビットのIDだと思って頂ければOKです。
よくある製品ライセンスなんかも、このUUIDが同一であれば同一マシンとみなしているケースが非常に多いです。
ただ、VMwareはマシンの仮想化を行いますので、イメージをコピーしてしまった際に UUIDも同様にコピーしてしまうと、コピーしたイメージと元のイメージを同時に起動したときに問題が起こる可能性があります。
ちなみに、VMwareではUUIDが同じであればMACアドレスも同じになるようなので、 同一ネットワーク内に同一UUIDが存在するとマズい、と思ってもらえればOKですね。 uuid.action = "keep"では上記のような動きになります。
コピー時にUUIDを新規生成するようにするためには、uuid.action = "create"を使います。 そうすれば、同一ネットワーク内で起動しても大丈夫です。
但し、製品ライセンス等UUIDを参照するようなプログラムがあった場合、 コピー元と同じようには動かない可能性があります。
というわけで、VMイメージファイルをコピーした際に UUIDだけは新規生成するのが「コピーしました」設定、 同一UUIDを保持するのが「移動しました」設定になります。
同一ネットワーク内で起動させることがなければ、現状どちらでも問題ないように感じます。
ではまた。