よく聞くけど意外とわからない言葉その1 「クライアントサイドスクリプト」「サーバサイドスクリプト」
こんにちは!
当ブログでは、主に初心者の方をターゲットに、
「よく聞くし、わかった気になってるけど意外と説明できない言葉」をいくつかご紹介していきます。
IT業界にこれから入ろうとしている方、入ったばかりの方、よかったら読んでみて下さい。
第一弾として、今日は
「クライアントサイドスクリプト」と「サーバサイドスクリプト」
をご紹介します。
たとえ話から行きましょう。
みんながバラバラの方法で申請を出すと大変!
皆さん、仕事をする上で何かしら、定期的に提出しているものってありますよね。
まずはそれを思い浮かべて下さい。
例えば、週報、月報、報告書、経費精算、申請書とかそういうものです。
共通している点は、「誰かがチェックしている」という点ですね。
とくに申請書なんかは、上司等がチェックして承認することが多いですね。
さて、普通の会社は一般社員さんのほうが、人数面でチェック係となる上司よりも多いわけです。
申請をしてくる社員さんそれぞれが、みんなバラバラな書き方で送りつけてきたらどうでしょう。
チェックをする上司は毎日終電でしょうね。
予めフォームを決めておいて、それに書いてもらう
そこで、大抵の会社は「フォーム」を使いますね。
「名前を書く欄」「金額を書く欄」「理由を書く欄」等を予め作っておいて、その通りに書いてもらえば楽チンなわけです。
Webの世界に置き換えてみよう
実は、Web界で利用されている技術も全く同じ発想なのです。
Webの世界は、サーバとクライアントに別れます。
申請を通す「上司」が「サーバ」で、申請をあげる「社員」が「クライアント」です。
例えば、SNSなどで新規ユーザ登録をするとき、最近では「パスワードの文字数は8文字以上、大文字小文字を混ぜてね」などのルールがありますよね。
クライアントが本当にその条件を満たしてパスワードを設定してきたかどうかは、サーバが判断しているのでしょうか?
う~ん。サーバにやらせるのは非効率ですね。しかも、Webは同時に何百人もの人がアクセスしてくるわけですから、なおさらです。
「8文字かどうかなんてお前がチェックしてから持って来いや!」って話ですね。
というわけで、用意されているのがクライアントサイドスクリプト。
こいつは、Webサイト等にアクセスした時点で、自動的にサーバから送られます。
Google Chrome、Internet Explorer等のブラウザと呼ばれるソフトウェアが、送られたプログラムを解析し、ユーザが入力してきたデータなどをチェックしてからサーバへ送信していきます。
これに対し、サーバ側でしかできないような処理(例えば、全員のデータの一元管理等)を、サーバサイドスクリプトと呼んでいきます。
うまくできていますね・・・。
ちなみに、プログラミング言語もそれぞれでわかれていることが多く、
クライアントサイドは近年ではJavaScriptが多く
というように、様々な言語が用いられています。
ブラウザを使って、サーバからクライアントサイドスクリプトの内容を確認する方法もありますが、長くなってしまうのでそれはまたの機会にしましょう。
ではまた!